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小話:吹く風は何処に その20

小話:吹く風は何処に その20

ガン太は、島に一人残されたのでした。

「あ~あーー、行ってしまった、くそ~・・、何だよ・・全く」

ガン太は、遠ざかる船を見ながらぼやくのでした。
吹く風は何処に  42
「この前は、山の中の畑で、今度は海の中かい」

「ちくしょーー、馬鹿野郎ーー」

ガン太は思いっきり叫びました。

しかしながら、どうにもなりません。

周りには誰もいません。

「腹減って来たな・・・、何処かに食い物があるんだろうか」

「コンビニのから揚げ食いたいな・・、コーラはあるのか

くそーーあるわけないよな・・どうなってんだ」

ガン太は、八つ当たりする人がいないので、むしゃくしゃしてきました。

「ええーい、どうでもいいや」

ガン太は立ち上がり、島の中の林の中に入っていきます。
吹く風は何処に 42
草がぼうぼうに生えていて、道らしきものがかろうじてあるようです。

「何だこれは、ひどいな・・、こんなとこでどうやって生きていくんだよ」

「おーーい、おーーい」

やはり、誰もいないようです。

「こんなトコに食い物何て本当にあるのかー」

ガン太は、不安になってきました。

「あいつら、何で俺をこんなトコに連れて来たんだろう」

「母ちゃんは、もう帰らなくていいと云ったとか言ってたな、

で、俺が帰れないようにしたと云う訳かい」

「あの野郎・・ぶっ殺してやる」

ガン太は、怒りが湧いてくるのでした。

【続く】


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岩手町川柳会:2月定例会

岩手町川柳会、2月定例会は13日8日(火)に行われました。

句会参加者は6名、投句は1名でした。
岩手町川柳会2月定例会

句の作成内容です。
川柳:30年2月句会
各人が、3句作成し提出します。

尚、会席での作成は、席題で、他の題詠・宿題は、

事前に作成しておき、同時に提出します。

この、事前に作っておく句を作らないでしまうと、

提出の時間におわれて、

作句に苦労します。


後日、編集が終わりましたら秀句を発表します。

川柳フアンの方は、是非作ってみて参加をしてください。

コメント欄にて投句をしていただければ、受け付けて、

秀句発表と同時に紹介させていただきます。

この際、生意気にも、感想などを述べる場合があり、意に沿わない、

などがあるかもしれませんが、ご容赦ください。

兎に角、一緒に楽しみましょう。

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小話:吹く風は何処に その19

小話:吹く風は何処に その19

ガン太が乗った船は、ある島へと向かったのでした。

「さて、着いたぞ。ガン太君降りるぞ」

「何すか! この島は」

「この島はね、昔というか、私が子供の頃まで住んでた島でね、

富島と云うんだ」

「トミ島・・」

「で、どうするんだよ、今は誰もいないんだろう」

「だからさ、ガン太君・・君に自由に使って貰おうと思ってさ」

「えーー、冗談じゃないよ」

ガン太は船から降ろされて、島に上陸したのでした。
吹く風は何処に 40
「一応、この島の所有者は私だから、何してもいいよ」

「何だよ・・、どうやって生きていくんだ‥、ええー食糧なんかないだろうに」

「まあ、考えるんだな」

「オラは、いやだぜ」

「まあな、決めた事だしな・・・君なら何とかなるよ」

「くそーー、ふざけやがって、家に帰らないと母ちゃんだって、

心配してるだろうし」

「ああ、君のお母さんな、もう帰ってこなくってイイってさ」

「そんなハズないだろう。誰がそんな事」

「まあ、私は、詳しくは分からないけどね、そんな事を言ったようだよ、

自分の胸に手を当ててみた方がいいんじゃないのかい」

「何言ってんだい」

「それじゃな、しっかりやるんだぜ」

ガンタを置いて、船は桟橋を離れるのでした。
吹く風は何処に 41
「ああ、待て・・、冗談だろう・・」

「君は強そうだしな」

「いや・・悪かったよ。反省する、だから置いて行かないでくれ--]

ガンタの叫びも虚しく、船は島を離れて行ってしまったのでした。


【続く】


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小話:吹く風は何処に その18

小話:吹く風は何処に その18

宮戸さんの車は、やがて、海にたどり着きました。

「やーー、着いた着いた、さあガン太君降りた降りた」

「えー、、降りるんですか。 あれ此処は海ですか」

「ああ、そうだよ、船が待ってるからさ、ほれ、あれだよ」

「ふ・・船に乗るんですか」
吹く風は何処に 38
「そうだよ、さあさあ、乗った乗った、

ほれ、直ぐに出航できるって合図をしているよ」

「あのーオレ何でいかなくちゃいけないんですか」

「まあ、行けば分かるさ」

ガン太は船に乗り、出ていきました。

天気も良く、快調に進みます。

しばらくたって、島が見えてきました。
吹く風は何処に 39
「ガン太君、見えて来たぞ、目的地が」

「目的地? あの島ですか」

「あ、僕が昔住んでた島だよ」

「へーー、島ねーー」

【続く】



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小話:吹く風は何処に その17

小話:吹く風は何処に その17

ガン太をこの先どうするか話し合った結果、

宮戸さんに頼むことにしたのでした。

そして、宮戸さんがやってきました。

「やあ、久しぶりだね」

「いや・・、良く来てくれました」
吹く風は何処に 36
「話は遠藤君から、聞いた、まあ任しといてくれ」

「ああ、ありがとう。助かるよ」

「うん、まあ。 いいんだよ、じゃ早速だけど、連れて行くから」

ガン太は、気持ちよく寝ていたのですが、起こされました。

「おい、ガン太君よ、出発だぜ」
吹く風は何処に 37
「ああ~・・、何ですか、もうオラ、酒はいいです」

「ガン太君・・、行くぜ、ほらほら・・・立って」

「えーー、どこか行くんですか」

「ここに居たって、しょうがいなだろう、今度は別なとこだ」

「家に帰るんですか」

「うーん、まあそれはお楽しみだね」

「さあ、この車に乗って」

「はい乗った乗った」

ガン太は、宮戸さんの車に乗りました。

「それじゃいくか、じゃ・・、みんな今度はオレもバーベキューを誘ってくれよな」

「あいよ、じゃ気を付けて」

ガン太を載せた車は、走り出しました。

【続く】


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プロフィール

大坊峠のツッチー

Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から地域の情報を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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