Entries
童話:ソリッこ遊びに行く その2
童話:ソリっこ遊びに行く その2
山の家で一人ソリ遊びをするマサ男。
だども、どうも張り合いがないのだな。
「よいしょ、よいしょ」
「そりゃー・・」
と、大声を出さないと、さみしい。
マサ男は、
みんなと一緒のところで遊びたいなと思うのだった。
そうだ、行こう。
みんながいる所へ行こう。
マサ男は、山裾の向こうを見た。
あの山を越えると、みんながいるんだな。
マサ男は、歩きだしたのだった。

里までの道は遠いのである。
雪道だし、幼い子供の足では、到底無理である。
マサ男はソリを引っ張りながら歩いた。
少しづつ、一歩づつ歩いた。
雪の上には、わずかだが誰かが歩いた跡がついていた。
それを見ながらマサ男は歩いた。
「こっちへ、行けばいいんだ」
幾つものカーブを曲がり坂を上がり下がりしながら歩くのだった。

そして、家からは見えなくなった。
マサ男は、この道を何度か母におんぶされて通っていた。
この方向に行けば、みんながいるんだ。
みんなと一緒にソリっこ遊びが出来るんだ。
雪道には、小さな靴跡と、ソリの跡が残されていくのだった。
【続く】

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
山の家で一人ソリ遊びをするマサ男。
だども、どうも張り合いがないのだな。
「よいしょ、よいしょ」
「そりゃー・・」
と、大声を出さないと、さみしい。
マサ男は、
みんなと一緒のところで遊びたいなと思うのだった。
そうだ、行こう。
みんながいる所へ行こう。
マサ男は、山裾の向こうを見た。
あの山を越えると、みんながいるんだな。
マサ男は、歩きだしたのだった。

里までの道は遠いのである。
雪道だし、幼い子供の足では、到底無理である。
マサ男はソリを引っ張りながら歩いた。
少しづつ、一歩づつ歩いた。
雪の上には、わずかだが誰かが歩いた跡がついていた。
それを見ながらマサ男は歩いた。
「こっちへ、行けばいいんだ」
幾つものカーブを曲がり坂を上がり下がりしながら歩くのだった。

そして、家からは見えなくなった。
マサ男は、この道を何度か母におんぶされて通っていた。
この方向に行けば、みんながいるんだ。
みんなと一緒にソリっこ遊びが出来るんだ。
雪道には、小さな靴跡と、ソリの跡が残されていくのだった。
【続く】

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
コメント
[C1900] 心配になってきました
- 2014-01-22 08:02
- 編集
[C1901] Re: 心配になってきました
> 愛新覚羅 さんへ
雪道のノーチェーンですか。
それは恐い。
良く事故にならなかったですね。
さぞかし、運転中は気が気じゃなかったでしょう。
マサ男君の雪道はどうなるんでしょうか。
北国の山の中の冬の道路ですからね。
果たして目的地に行けるのか。
童心に返って見守ってください。
雪道のノーチェーンですか。
それは恐い。
良く事故にならなかったですね。
さぞかし、運転中は気が気じゃなかったでしょう。
マサ男君の雪道はどうなるんでしょうか。
北国の山の中の冬の道路ですからね。
果たして目的地に行けるのか。
童心に返って見守ってください。
- 2014-01-22 21:12
- 編集
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://iwatetsuchy.blog.fc2.com/tb.php/998-518842d2
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
おはよう御座います。
以前会津地方の葬式に出て雪が降ってきました。
葬式が終わり、気がつくとかなり積もっていました。
さあ、どこが道だか田んぼだか解らなくなりました。
翌日仕事なので車でノーチェーンで必死に帰りました。
怖かったのなんの。
マサ男君も大丈夫かなあ。心配です。
愛新覚羅