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ソラとコロンの旅 その16

ソラとコロンの旅 その16

お婆さんは、塩を手に入れて、色々な物を保存したようです。

「それじゃ、食料には不自由しないね」

「ああ、村にいる時とは大違いだよ」

「何が一番美味しいですか」

「何が・・か・・・、そうじゃのう」

お婆さんは、一寸考えるような素振りをして、

語り出しました。

ある時の事だ、

林の中を歩いていると、女が座ってたな。

又、捨てられた婆様か、何処のもんだろうかと、

近づいたら、何と、ワシんとこの嫁ごじゃねぇかよ。


「オメ、此処に何しに来た」

「え! ありゃぁ~・・・婆様ーー 、

まんだ、生きておらすたのすか・・・やんや たまげた」

「なんすてな、生きてて悪いか」

「ふだって、あれから20年もたってるべな」

「そうか、そんたにたったかや、ふんで・・オメはなんだ」

「オラも、捨てられたのさ、、まだ早え、稼げるって言ったのによ」
ソラとコロンの旅 29
「そうかえ、ふだらば、バチ当たったんだべな、

ワシィを捨てた・・・バチがな」

「ほんにな、婆様・・許してケロ・・・」

婆さんは、自分を捨てた嫁も、同じように山に捨てられた事を、

話すのでした。

「そうでしたか・・、それは可愛そうなことだ、

で、その嫁さんも一緒に居るんですか」

「嫁・・、ああ嫁は な あっちにいるよ」

お婆さんは、嫁にいる所を案内するという。

【続く】

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コメント

[C9426] 嫁も

ツッチーさん
おはよう御座います。

何と嫁さんもですか。ということは他にも生存者がいるのかも知れませんね。
その人達が団結したら強そうです。

愛新覚羅

[C9427] Re: 嫁も

> 愛新覚羅 さんへ
生存者がいて、団結する。
そんな物語がありました。
自発的に村を離れて、別な所で生活をする。
代官所の目の届かない、隠れ里で、
税の徴収がない、全く自分達だけの世界・・。
しかしながら、怪しまれ、隠密の捜索が入る。
と、いうような。

  • 2019-02-08 22:51
  • 大坊峠のツッチー
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Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から地域の情報を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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