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方言詩:曲がり屋は雪の中

方言詩:曲がり屋は雪の中

曲がり屋は雪の中
オラの本家は、まがりやだったなや
は入り口は、段差があってな
小さいワラスのオラは
上がるのが大変だったよぉ

冬は、今よりも雪が降ったような気がするなぁ
ワラスで小せいかったから
そう思うんだかなゃ
囲炉裏があってなや
柴をクベながら、爺さんが座ってたなぁ
曲がり屋は雪の中2
オラが行くとな
「ほー! 良く来たなぁ・・・、ここさネマッって、ほれ・・あたれ」
てなや

雪まみれの
濡れた着物のポッポを
乾かすたりさぁ、赤切れた手や足を、
温ためだもんだよ

汁の鍋が吊るしてあってなや
豆を煮てるんだ
これは、馬(ま)とか牛(べこ)に食わせるものでな
大っちく膨らんでるんだなぁ
それをシャクスで掬って
「ほれ・・・食(け)ぇ」
って、よこすてけるんだ
ふーふーっってさ
手で転がすて食ったもんだ

何にも食うのが無え時代だからなや
美味えぇと思ったもんだ

囲炉裏の火はよく燃えったな
時折、バチバチって音がしたり
火花が飛んだりしたな
オラも柴を取って、小(こま)く折って、くべたな
火がぱぁっと点くとな面白かったなや
生木などを火さ入れると
煙が噴き出したりすてな
「こりゃ、・・いぶすなじゃ」
ゲホッゲホッと、咳して
怒られたもんだよ

曲がり屋も、爺さんも遠い昔になったなや
オラは、ここを歩くたびに
思い出すんだ
六十年も経つけどなや


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コメント

[C4151] はじめまして!

ご訪問いただきましてありがとうございます!

ほのぼのとした可愛いイラストですね♪
方言があるっていいな~と思います。
私の両親の実家が東北なので、親しみがわきます・・・。
また拝見させてくださいませ。
よろしくお願いします!(#^.^#)
  • 2015-01-05 23:50
  • puttikum3
  • URL
  • 編集

[C4152] No title

子供のころ
南部曲がりやは凄くあこがれでしたが、
従兄弟たちは、成して。。と店に連れってってくれませんでした。
後に馬もいない曲やを拝見しましたが、
馬のにおいが座敷にまで上がってきそうなところに
馬小屋があって、びっくりしました。

馬を大事にした事がすぐに分かりました。
実際に体験されてたんですね、

  • 2015-01-05 23:52
  • hippopon
  • URL
  • 編集

[C4153] No title

おはようございます。

本家の方はやさしいお爺さんでしたね!
よくきたなぁ~・・・ほらここさネマッて、ほれ・・あたれ♪

60年前の暮らしの様子が生き生きと目に浮かびます
笑い話も想い出しました
「ネマッてあたれ」の意味がわからない東京からのお孫さん、その場に寝転んだ
\(^o^)/
  • 2015-01-06 05:43
  • nm
  • URL
  • 編集

[C4154] 爺さん

ツッチーさん
おはよう御座います。

子供時代の思い出ですね。
そのお爺さんはもしかしたら今のツッチーさんと
同じくらいの年かも知れませんね。
昔の人はふけてみえましたから。
お孫さんからみたらツッチーさんもかなりの年に
みられるでしょう。
そして囲炉裏があったら同じ光景を繰り返すの
でしょうね。

愛新覚羅
  • 2015-01-06 08:00
  • aishinkakura
  • URL
  • 編集

[C4155] 私は馬小屋うまれ

親が疎開いていた時は住んだのは馬小屋だそうでした、
そこで生まれたのが私です。
冬は雪が布団に積もったので壁の穴を塞いだのは、
新聞紙だったそうです、ノミ、シラミはあたりまでだったそうです。
きめの細かい櫛を借りてきたは蚤の卵をとったそうです。
  • 2015-01-06 17:33
  • ぺんぺん草
  • URL
  • 編集

[C4156] こんにちはー

いい思い出話ですね。
今年のお正月は、主人と母がよく似た事を話し合っていました。
ちょっと若い私には、経験がなくて、残念でした。

カンポス大根は、煮て食べるのですか?
岐阜の主人の田舎でも、同じようにしています。
  • 2015-01-06 18:07
  • つるりんどう
  • URL
  • 編集

[C4157] Re: はじめまして!

> puttikum3 さんへ
コメント有難うございます。
岩手の方言は、内陸部と沿岸部で微妙に異なります。
方言訛りの方が、より、伝わるものがあるのですが、
若い人には、通じないようです。
私等の年代が、方言訛りを聞き取れ、語れる最後の世代になるかもしれませんね。
  • 2015-01-06 19:41
  • 大坊峠のツッチー
  • URL
  • 編集

[C4158] Re: No title

> hippopon さんへ
馬は、農耕に運搬に重要で、いざ開戦となると、
馬での機動性が勝敗を決めるほどですからね。
多分、各殿様は、農家に飼育を含め奨励したのでしょう。
明治大正期に入ると、主として軍馬に徴用されたとか。
  • 2015-01-06 20:06
  • 大坊峠のツッチー
  • URL
  • 編集

[C4159] Re: No title

> nm さんへ
お爺さんですね。
体調が悪かったんですかね。あまり外へ出ない人だったような。
囲炉裏にいるか、寝てるかだった。
まあ、優しいと云えば優しかった。
家の系統で行くと、誰の守護霊になってるのかな。
などと、思ったりして。
そういえば、煙草をね、キセルで吸ってたな。
刻み煙草をね。
それで、成人して帰省をすると、爺さんに煙草を買って持って
行ったりしたね。
あの喜んでる顔は時折思い出しますね。
  • 2015-01-06 20:12
  • 大坊峠のツッチー
  • URL
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[C4160] Re: 爺さん

> 愛新覚羅 さんへ
そうですね。年齢を考えると50代だったかも。
父親が20代の後半ですからね。
髪はだいぶ薄くなって、如何にも爺さんと言う印象だった。
孫から見た自分ですか。
やはりね、そう映るんでしょうね。
まあいいでしょう。
孫には優しくですね。

  • 2015-01-06 20:17
  • 大坊峠のツッチー
  • URL
  • 編集

[C4161] Re: 私は馬小屋うまれ

> ぺんぺん草 さんへ
馬小屋で生まれた。(ドッヒャーです)
キリストみたいな話ですね。
戦中、戦後の混乱時期には色々な体験の話がありますね。
大陸からの引き上げてきた人たちもね。
この辺でも、開拓で住みついたとか、
朝鮮人の家族が、公民館に入って生活をしたとかね。
親の苦労も幾つもあったろうとね。
今こうしている事に感謝が絶えません。
  • 2015-01-06 20:25
  • 大坊峠のツッチー
  • URL
  • 編集

[C4162] Re: こんにちはー

> つるりんどう さんへ
タクアンは、宮本武蔵に出て来る沢庵和尚が開発したのかと思ったら、
どうも人違いらしい。
このカンポスは誰が最初に考案したのであろうか。
この寒いのに手間暇かけて。
おかげで冬の食卓を賑やかにした訳ですから。
大根は、漬物で良し。煮もので良し。酢の物でも良し。
卸しで良し、そして、ご飯に入れて焚いて良しですからね。
大根さえ取れれば、飢饉を何とかしのげたのかもしれません。
ああ、ありがたや。
  • 2015-01-06 20:38
  • 大坊峠のツッチー
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岩手県は北緯40°に位置する岩手町から地域の情報を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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