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童話:ソリっこ遊びに行く その4
童話:ソリっこ遊びに行く その4
マサ男に色んな声が聞こえてきたのだった。
「ここで遊んで行きな」
辺りを見回しても誰もいない。
「おかしいな」
「ここに穴があるからさ、入っておいで」
マサ男は、何処から聞こえてくるのだろうと、
墓石の方へ近づくのだった。
と、その時、すーっと白い服をまとった婆さんが寄ってきた。

「マサ男か、良くここまで来たな」
「えっ、婆ちゃんはだれ!」
「私は、オメのヒィバーさ」
「ヒィ、婆ちゃん・・だって」
「ほれ、オレはな、オメのな、守護を任せられてんのさ」
「何だか、分かんないよ」
「いいんだ、いいんだ。この道を真っ直ぐ行くともうすぐ大きな道に出る、
あともう少しだからな、さあ行きな」
「うん、ありがとう」
マサ男は、歩きだした。
道は下りに入り、川があって橋を超えると大きな道路に出た。

「やったー、ついに来たぞ」
マサ男は、大きな声を出した。
あともう少しで、みんなが集まって遊んでる所へいける。
マサ男の足取りは軽くなった。
やがて、賑やかな声が聞こえてきた。
「おーっ、着いたぞ」

いるいる、みんなしてソリっこで遊んでる。
「おーい、オラもかててくれーっ」
マサ男は、走って行くのであった。
【続く】

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マサ男に色んな声が聞こえてきたのだった。
「ここで遊んで行きな」
辺りを見回しても誰もいない。
「おかしいな」
「ここに穴があるからさ、入っておいで」
マサ男は、何処から聞こえてくるのだろうと、
墓石の方へ近づくのだった。
と、その時、すーっと白い服をまとった婆さんが寄ってきた。

「マサ男か、良くここまで来たな」
「えっ、婆ちゃんはだれ!」
「私は、オメのヒィバーさ」
「ヒィ、婆ちゃん・・だって」
「ほれ、オレはな、オメのな、守護を任せられてんのさ」
「何だか、分かんないよ」
「いいんだ、いいんだ。この道を真っ直ぐ行くともうすぐ大きな道に出る、
あともう少しだからな、さあ行きな」
「うん、ありがとう」
マサ男は、歩きだした。
道は下りに入り、川があって橋を超えると大きな道路に出た。

「やったー、ついに来たぞ」
マサ男は、大きな声を出した。
あともう少しで、みんなが集まって遊んでる所へいける。
マサ男の足取りは軽くなった。
やがて、賑やかな声が聞こえてきた。
「おーっ、着いたぞ」

いるいる、みんなしてソリっこで遊んでる。
「おーい、オラもかててくれーっ」
マサ男は、走って行くのであった。
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コメント
[C1905] 行きはよいよい
- 2014-01-24 08:10
- 編集
[C1906] 口さ手入れて
おはよう、あぁ良かったよがったどうなるかしらと
思って読んでいました、でもまだなんかありそうですね、
オラァ冬遊びに行って帰る寒い時に口の中に手を入れて
泣きながら帰るんだぁ、するとしゃっこくなった指先
がぬぐだくなるんだぁ…。
思って読んでいました、でもまだなんかありそうですね、
オラァ冬遊びに行って帰る寒い時に口の中に手を入れて
泣きながら帰るんだぁ、するとしゃっこくなった指先
がぬぐだくなるんだぁ…。
- 2014-01-24 11:57
- 編集
[C1908] Re: 行きはよいよい
> 愛新覚羅 さんへ
マサ男君の守護霊はヒィ婆さんだったんですね。
私の守護霊は誰なんだろう。
危機を脱した時に、ふと思ったものです。
私の側にいてジッと見守る誰かがいる。
有難い事です。
感謝をして手を合わせましょう。
マサ男君の守護霊はヒィ婆さんだったんですね。
私の守護霊は誰なんだろう。
危機を脱した時に、ふと思ったものです。
私の側にいてジッと見守る誰かがいる。
有難い事です。
感謝をして手を合わせましょう。
- 2014-01-24 19:48
- 編集
[C1909] Re: 口さ手入れて
> 沼袋のブラックバス さんへ
冷たい手に息を吹きかける。
よくやりました。
口の中に手を入れる。
冷たくかじかんだ手がほんのりと温まる。
口の中が冷たくなるんで手を抜く。
すると、手がさらに冷たくなる。
凍える、凍える。
あ~あ、思い出すね・・・ワラスたの頃。
冷たい手に息を吹きかける。
よくやりました。
口の中に手を入れる。
冷たくかじかんだ手がほんのりと温まる。
口の中が冷たくなるんで手を抜く。
すると、手がさらに冷たくなる。
凍える、凍える。
あ~あ、思い出すね・・・ワラスたの頃。
- 2014-01-24 19:52
- 編集
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おはよう御座います。
マサ男君は守護霊に会ったのですね。
やっと皆のところに着いたのですが遊んでいる
うちに日が暮れてしまうのでしょうか。
また怖くなってきます。
愛新覚羅