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小話:吹く風は何処に そ30

小話:吹く風は何処に その30

島の奪回は、やがて、自衛隊の戦闘部隊が上陸を開始した。
吹く風は何処に 64
船での上陸と、上空のヘリからの降着である。

島は爆撃によって、まだくすぶっていた。

やがて、本格的な掃討作戦が開始されたのでした。
吹く風は何処に 65
密かに上陸した国籍不明の戦闘部隊は、対抗して来るか。

予断は許さない。

ガン太は、どうなっているのであろうか。


【続く】

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小話:吹く風は何処に その29

小話:吹く風は何処に その29

富島への、自衛隊の奪還作戦の戦闘が始まったのでした。

ガン太は、富島に居たので戦禍に巻き込まれてしまったのです。

爆撃はほんの数分だったのですが、凄まじいものでした。

緑濃い富島だったが、頃焦げの山と化してしまいました。

吹く風は何処に 62
上陸した国籍不明の軍隊は、どうなってるのでしょうか。

ガン太はどうなってるのでしょうか。



さて、こちらは山田さんの家です。
吹く風は何処に 63
早朝に、政府による放送があり、気になって集まって来たのでした。

「富島が不法占領されたってな」

「ああ、それで、奪還の戦闘が始まったらしい」

「宮戸さんは、ガン太を富島において来たんだよな」

「ああ・・・」

「急な話と云うか、想定外だよ」

「この映像じゃ、まず生き残れないよな」

「不法侵入とか占領されたのは、4か所らしいぜ」

「4つの島か」

「それってさ、宣戦布告の前兆じゃないのか」

「さあな、そうなったら富島どころではないな」

「本土って云うか俺たちも危ないって事か」

「・・・・・・・」

「オレ達って、戦争が終わってからの世代だからな」

「ああ、色々聞かされて、平和を追求してきたんだよな」

「どうする・・」

「わからないよ」

山田さんとこに集まった仲間たちは、不安に包まれるのでした。

【続く】

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小話:吹く風は何処に その28

小話:吹く風は何処に その28

富島のガン太は、食料を貰い一息をついたのでした。

島の中程では、ゴーゴーと音がして何やら作業をしている模様です。

時おり照明弾らしきものが上がり、明るくなったりします。

「もしかして、他所の国の軍隊の侵略か」

ガン太は不安になるのでした。

夜が明けてきたようで、少しづつ明るくなってきました。

上空に、戦闘機らしきものが急接近してきました。

何処の戦闘機なのかは分かりません。

吹く風は何処に 59
ガン太は、顔が引きつってきました。

まさか、此処は戦場にはならないよな、なったら、何処に逃げればいいのだ。

さっきの兵隊達は、もう来ないのだろうか。

ガン太は、悶々とするのでした。


1時間ほどしてすっかり明るくなった頃に、再び飛行音がしてきました。

「お! 又来た」

そして、富島に接近し、爆撃弾を発射したり投下したのです。

ドドッーーン・・、ドッーーン

ものすごい爆音です。

島は一瞬にして火の海となりました。
吹く風は何処に 60
ガン太は、爆発音の大きさ驚きます。

岩陰にいたのですが、更に身を低くしました。
吹く風は何処に 61
爆発による炎とか爆風が、岩の上を走っていきます。

真っ黒い煙が襲ってきました。

「くわーーゲホッゲホ・・」

「くそーーっ・・・・殺されるーーー」

【続く】


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小話:吹く風は何処に その27

小話:吹く風は何処に その27

夜分、防衛省から宮戸さんに電話がありました。

「おそれいります。宮戸さんは富島の所有者ですよね」

「ええー、そうです」

「その富島には、現在誰も住んでませんよね」

「ええ、引き上げてからもう大分立ちます」

「分かりました。それでお話があるんですが・・・」

「はて、なんでしょう」

「実は、この島に国籍不明の軍隊が上陸し占領行動をしている可能性があるのです」

「国籍不明の軍隊・・・」

「ええ、数日来、我が国の周辺を回遊していた国籍不明の軍艦数隻が、昨夜進路を変えて

侵入したのです」

「ほんとうですか」

「細部は確認できてませんが、ほぼ間違いありません」

「明るくなるのを待って、確認次第富島奪還の戦闘行動を行います」

「島の奪還 です  か」

「ええーこれは我が国の緊急事態です、早急に対処しないと大変な事になりますから」

「・・・・・」

「それでは同胞は、誰もいないという事で、作戦は遂行されますのでよろしくお願いをします」

島にはガン太を置いてきたのであるが、事態の大きさに返事をしそこない、電話は切れたのでした。

富島に、国籍不明の軍が上陸か、いったいどうなるんだろう。

宮戸さんは呆然とするのでした。
吹く風は何処に 57

ガン太は、岸辺の岩場に連れ置かれたのでした。

しばらくして、食べ物を持ってきてくれたのでした。

「邪魔をしなければ、我々は民間人は殺さない、ここでおとなしくしているように」

と、言って去って行った。

島の中のほうでは、何やら音がするし、時折光が流れている。

急ピッチで、作業をしているようだ。
吹く風は何処に 56
ガン太は、クラッカーみたいなものと飲みもを、貰い、久しぶりに食べ物を

口にする事が出来たのでした。

「うん、これはうまい、ぱさぱさするけど・・いけるな」

「しかしなんだな、自衛隊じゃないな。どこの言葉だろう。

戦車みたいな乗り物だったな、一体何するつもりなんだろう」

「殺すとか何とかも言ってたな、銃を持ってるからな、まさか戦争が始まるわけじゃないだろうな」

ガン太は、少し不安になって来たのでした。


【続く】


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小話:吹く風は何処に その26

小話:吹く風は何処に その26

ガン太は、訳の分からない言葉を話す男たちに銃を突きつけられたのでした。

驚いている間もなく、暗闇を歩くように促されます。

「何だよ、こいつら、自衛隊じゃないのか」

何やら明かりが見えてきました。

「ξΔ§€Ж・・・・」  「連れてきました」
56吹く風は何処に 
「§Δ Жξ・・・」 「ごくろう・・、日本語のできるカイチンを呼べ」

ガン太は、どうやら軍の指揮所に来たようです。

「今から質問をするので、答えなさい」

「何故、君はこの島にいたのか」

「名前と住所は」

「他に誰かいるのか」

ガン太は、質問に答えていきます。

ガン太は、力なく、

「すいません・・、あの・・、何か食べる物をいただけないでしょうか」

この二日間何も食べてない旨を伝えたのでした。

指揮官は、笑って指示しました。

「何か食べ物を与えるように、作戦の邪魔にならない所に置いておくように」

「分かりました」

ガン太は、指揮所から離れたところに連れだされました。

「いいか、この場所から離れないように・・、食料は後で届ける」

ガン太、岩場の窪地に置かされました。

「ああ、怖かった・・、殺さるかと思ったよ・・あれは本物の銃だったな」


一方、こちらは宮戸さんの家です。

ジリリリ・・・ン  ジリリリリ・・・ン

電話が鳴ります。
吹く風は何処に 55
「はい、宮戸ですけど」

「もしもし、夜分おそれいります、防衛省です・・」

「え! 何ですか」

【続く】

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小話:吹く風は何処に その25

小話:吹く風は何処に その25

ガン太の前を何者かが通過していきました。

押し殺したような声が聞こえるが、聞いた事の無い言葉です。

目を凝らしていると今度は、ゴーゴーと、けたたましい音がしだしました。
吹く風は何処に 52
大きな車のようです。

同時に、人らしきものも動いています。

「何だ・・、あれは、戦車か、う…、もしかして自衛隊の演習か?」

キャタピラで走る重機車両は次々と海の方からやってきます。

「この暗闇の中、良く走っていけるもんだね」

ガン太は感心するのでした。

バリバリっ、ゴーーゴーーと、さらに音が高くなりだしました。

戦車だろうか、木をなぎ倒しています。
吹く風は何処に 53
どうやら、木をなぎ倒して整地しているようです。

「何するんだろう」

ガン太は身を乗り出して様子を見ていると、

「ξψΦΠЖЭ€・・・・」   「そこにいるのは誰だ」

銃口を向けられれたのでした。

ガン太は、びっくりです。

「§€ξ・・ΔЖ」    「立て・・オラ」

「え! 何 ! 何言ってるんだ」
吹く風は何処に 54
「ξЖЭ€Ж§・・・・」  「人を一人確保しました・・・」

「§ЖЖΔξ・・・・・」  「了解・・、そちらへ連れていきます」


【続く】

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小話:吹く風は何処に その24

小話:吹く風は何処に その24

ガン太は、海の中や海岸べりでも、食料となるものを、

取ることができませんでした。

何せ、これまでの生活で、自分で野菜を作ったとか、魚取りをしたことがないのです。

勿論、木の実とかも知りません。

草も分かりません。

「ああ、オレは、ダメだな・・・」

林の中に入ったり出たりして、ただうろつくだけです。
吹く風は何処に 49
「オレは、これでしまいか・・」

ガン太は、諦めの心境になってきました。

「オレは、何にもできないのだ」

街とかだったら、盗んだりも、行き交う人を脅して金を巻き上げる事も、

できるのだが、此処だとなにもできない。

「そうか、それで、こんなトコに連れて来たのか」

「あ~あ、腹減ったな、もう動けねーーや」

ガン太は日が暮れていく空を力なく眺めるのでした。
吹く風は何処に 50
「あ~あ…、夜か」

ガン太は、横になって色々考えるのでした。

「オレは、何のために生きて来たんだろう」

「連れてきた宮戸さんとか、稲田さん、その仲間たちはは皆楽しそうだったよな」

俺の親父よりは、一回り上の人達だったな。

すると、それぞれが仕事を終えての余生か。

「ケッ・・、おもしろくねえな」

オレの親父なんか、他所に女を作って出て行っちゃった。

母ちゃんは、うるさくて、あれするな、これするなって。

それで、逆らってしまった。

「まあ、でもな・・一所懸命働いてたよな・・、

風邪引いた時も、ケガした時も、付きっ切りで面倒見てくれたしな

何で、オレずーっと逆らたんだろう」

ガン太は、しみじみ思い出すのです。

夜が更けて辺りは、真っ暗になりました。

なかなか、寝付けないでいると、何か音がしだしました。
吹く風は何処に 51
何かが、すぐ側を通過していきます。

「△◇ΠΦΦΠΩ…」  「おい、いそげ」

「ξЖЭ€ξψ\/‥‥・・・」  「こっちだぞ・・」

聞いた事の無い言葉です。

ガン太は、なんだろうと、目を凝らしました。

【続く】


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岩手町川柳会:2月秀句の紹介

岩手町川柳会:2月秀句の紹介

今月は、句会に6名、投句が1名でした。

秀句を紹介します。

席題   「屋根」

雨漏りの部屋の天井地図を書き            NR
あちこちの屋根が今では発電所            TH
屋根の下それぞれが暮らす家族有り         TH
塗り替えの大きな屋根に足を焼く            YK
藁屋根に体温感じる国訛り                SM
つららから森繁節が聞こえそう              MS


題詠  「ラジオ」

ラジオから自由と平和が歩み出し            NR
被災者はラジオの声を灯火に              HH
餌を食む牛もラジオ聞いている              MS
放送の臨時ニュースに身構える             MS
スポーツをラジオで聞けばよく見える          KM
正座して聴く放送は御免です               YK
カーラジオ好きにチャンネル回す子等         SM
山の中一人で楽しくラジオ聞く              TH

宿題   雑詠(自由)

数センチ東京に降れば大ニュース            KM
制服の三年見越して孫に買い              NR
寒ブリの鍋で戴く温め酒                  MS
頼むよ・・・とカネノナルキに話かけ           HH
もう一杯父の茶碗はてんこ盛り             TH
ガンダムもインフルも合体して強く           YK

ネット投句は1名でした。
ありがとうございます。

紹介させていただきます。

「屋根」
雪下ろし屋根がないねマンションは         I

(評) 我が町にマンションらしきものが1棟だけあります。

「ラジオ」
ラジオではアナウンサーもノーネクタイ       I

(評) ラジオは声が勝負ですからね、姿が見えません。

絵になる川柳

川柳:30年2月ラジオ  2
牛もね、同じようにラジオを聞いてるんですね。
音楽なんかリズムをとったりしてたら面白いです。


川柳:30年2月雑詠 2
働くお父さんですね。腹が減っているのと、
沢山食べて働いてもらわないといけません。
私の父も、30代の頃は良く食べてました。



本日も、ブログの訪問有り難うございます。

好きな川柳の句があったでしょうか。

今後ともよろしくお願いします。

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小話:吹く風は何処に その23

小話:吹く風は何処に その23

ガン太は、魚を取ろうと海の中へと入っていくのでした。

「歩きづらいな、何だチクショウ・・」

「見えないじゃないか・・、ウウ・ゲホゲホッ」
吹く風は何処に 47
ガン太は、しばらく付近の海をさまよったのですが、

結局、何も得る事が出来ませんでした。

疲れ切って、海から上がりました。
吹く風は何処に 48
「ヒーー・・、ダメだな・・ああ疲れた・・、もうヘトヘト」

ガン太は力なく倒れこみました。

【続く】


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小話:吹く風は何処に その22

小話:吹く風は何処に その22

夜が明けました。

「明るくなったか、チクショウ まぶしいなー あ~あ 腹減ったなぁ」

「山の中の時は、稲田さんとか言ってたな、あの人が来て、

食い物を持ってきてくれたな」

「あの人は良い人だったなぁ」

「オレは、畑を荒らしたのに、怒らなかったよな」

「何でああいう態度をしたんだろうな」

「今度も、そろそろ船を持ってる人が来てもいいんじゃないのか」

ガン太は、海沿いの砂場をウロウロするのでした。

しかしながら、何も近づいてくる気配はないようです。
44吹く風は何処に 

「ああ、クソ――、この野郎、何かないか」
吹く風は何処に 45
ガン太は、砂場とか海岸の石を掘ってみるのでした。

あちこち掘っては見たが、たまに小さな虫みたいなのがいるだけです。
吹く風は何処に 46
「何だこいつ、うむ・・、もしかして食えるのかな」

ガン太は、臭いをかいだりして、口にいれようとします。

「うぇー・・、」

思わず吐き出してしまいました。

「何だこれは、・・、ぺぇ・・ぺぇ・・・」

「チクショウ・・、そうだ、海だから魚がいるはずだな」

ガン太は海の中に入っていくのでした。

【続く】

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小話:吹く風は何処に その21

小話:吹く風は何処に その21

島の中に入ってさまようガン太でした。

「お! これはなんだ・・・、屋根だな」

崩れた建物の残骸を見つけたが、もう、利用できるような状態ではなかった。

「これじゃどうにもならないな・・、まいったな・・」

「他を探すか」
43吹く風は何処に 
ガン太は、沢から流れる水を飲んだだけで、

結局、食事にありつけることができなかった。

「くそーー、どうなるんだよ、本当に迎えに来ねぇーのかよー」

夜になって、海の方を見るガンタでした。
吹く風は何処に 43
「ああ一人か・・、誰もいない・・、来ないか」

「オレは、これで終わりか・・そうか帰らなくってもいいってか」

「そんなに迷惑をかけたかな、まあそうかもしれないな」

ガン太は、反省らしきものをするのでした。

【続く】


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小話:吹く風は何処に その20

小話:吹く風は何処に その20

ガン太は、島に一人残されたのでした。

「あ~あーー、行ってしまった、くそ~・・、何だよ・・全く」

ガン太は、遠ざかる船を見ながらぼやくのでした。
吹く風は何処に  42
「この前は、山の中の畑で、今度は海の中かい」

「ちくしょーー、馬鹿野郎ーー」

ガン太は思いっきり叫びました。

しかしながら、どうにもなりません。

周りには誰もいません。

「腹減って来たな・・・、何処かに食い物があるんだろうか」

「コンビニのから揚げ食いたいな・・、コーラはあるのか

くそーーあるわけないよな・・どうなってんだ」

ガン太は、八つ当たりする人がいないので、むしゃくしゃしてきました。

「ええーい、どうでもいいや」

ガン太は立ち上がり、島の中の林の中に入っていきます。
吹く風は何処に 42
草がぼうぼうに生えていて、道らしきものがかろうじてあるようです。

「何だこれは、ひどいな・・、こんなとこでどうやって生きていくんだよ」

「おーーい、おーーい」

やはり、誰もいないようです。

「こんなトコに食い物何て本当にあるのかー」

ガン太は、不安になってきました。

「あいつら、何で俺をこんなトコに連れて来たんだろう」

「母ちゃんは、もう帰らなくていいと云ったとか言ってたな、

で、俺が帰れないようにしたと云う訳かい」

「あの野郎・・ぶっ殺してやる」

ガン太は、怒りが湧いてくるのでした。

【続く】


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岩手町川柳会:2月定例会

岩手町川柳会、2月定例会は13日8日(火)に行われました。

句会参加者は6名、投句は1名でした。
岩手町川柳会2月定例会

句の作成内容です。
川柳:30年2月句会
各人が、3句作成し提出します。

尚、会席での作成は、席題で、他の題詠・宿題は、

事前に作成しておき、同時に提出します。

この、事前に作っておく句を作らないでしまうと、

提出の時間におわれて、

作句に苦労します。


後日、編集が終わりましたら秀句を発表します。

川柳フアンの方は、是非作ってみて参加をしてください。

コメント欄にて投句をしていただければ、受け付けて、

秀句発表と同時に紹介させていただきます。

この際、生意気にも、感想などを述べる場合があり、意に沿わない、

などがあるかもしれませんが、ご容赦ください。

兎に角、一緒に楽しみましょう。

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小話:吹く風は何処に その19

小話:吹く風は何処に その19

ガン太が乗った船は、ある島へと向かったのでした。

「さて、着いたぞ。ガン太君降りるぞ」

「何すか! この島は」

「この島はね、昔というか、私が子供の頃まで住んでた島でね、

富島と云うんだ」

「トミ島・・」

「で、どうするんだよ、今は誰もいないんだろう」

「だからさ、ガン太君・・君に自由に使って貰おうと思ってさ」

「えーー、冗談じゃないよ」

ガン太は船から降ろされて、島に上陸したのでした。
吹く風は何処に 40
「一応、この島の所有者は私だから、何してもいいよ」

「何だよ・・、どうやって生きていくんだ‥、ええー食糧なんかないだろうに」

「まあ、考えるんだな」

「オラは、いやだぜ」

「まあな、決めた事だしな・・・君なら何とかなるよ」

「くそーー、ふざけやがって、家に帰らないと母ちゃんだって、

心配してるだろうし」

「ああ、君のお母さんな、もう帰ってこなくってイイってさ」

「そんなハズないだろう。誰がそんな事」

「まあ、私は、詳しくは分からないけどね、そんな事を言ったようだよ、

自分の胸に手を当ててみた方がいいんじゃないのかい」

「何言ってんだい」

「それじゃな、しっかりやるんだぜ」

ガンタを置いて、船は桟橋を離れるのでした。
吹く風は何処に 41
「ああ、待て・・、冗談だろう・・」

「君は強そうだしな」

「いや・・悪かったよ。反省する、だから置いて行かないでくれ--]

ガンタの叫びも虚しく、船は島を離れて行ってしまったのでした。


【続く】


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小話:吹く風は何処に その18

小話:吹く風は何処に その18

宮戸さんの車は、やがて、海にたどり着きました。

「やーー、着いた着いた、さあガン太君降りた降りた」

「えー、、降りるんですか。 あれ此処は海ですか」

「ああ、そうだよ、船が待ってるからさ、ほれ、あれだよ」

「ふ・・船に乗るんですか」
吹く風は何処に 38
「そうだよ、さあさあ、乗った乗った、

ほれ、直ぐに出航できるって合図をしているよ」

「あのーオレ何でいかなくちゃいけないんですか」

「まあ、行けば分かるさ」

ガン太は船に乗り、出ていきました。

天気も良く、快調に進みます。

しばらくたって、島が見えてきました。
吹く風は何処に 39
「ガン太君、見えて来たぞ、目的地が」

「目的地? あの島ですか」

「あ、僕が昔住んでた島だよ」

「へーー、島ねーー」

【続く】



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小話:吹く風は何処に その17

小話:吹く風は何処に その17

ガン太をこの先どうするか話し合った結果、

宮戸さんに頼むことにしたのでした。

そして、宮戸さんがやってきました。

「やあ、久しぶりだね」

「いや・・、良く来てくれました」
吹く風は何処に 36
「話は遠藤君から、聞いた、まあ任しといてくれ」

「ああ、ありがとう。助かるよ」

「うん、まあ。 いいんだよ、じゃ早速だけど、連れて行くから」

ガン太は、気持ちよく寝ていたのですが、起こされました。

「おい、ガン太君よ、出発だぜ」
吹く風は何処に 37
「ああ~・・、何ですか、もうオラ、酒はいいです」

「ガン太君・・、行くぜ、ほらほら・・・立って」

「えーー、どこか行くんですか」

「ここに居たって、しょうがいなだろう、今度は別なとこだ」

「家に帰るんですか」

「うーん、まあそれはお楽しみだね」

「さあ、この車に乗って」

「はい乗った乗った」

ガン太は、宮戸さんの車に乗りました。

「それじゃいくか、じゃ・・、みんな今度はオレもバーベキューを誘ってくれよな」

「あいよ、じゃ気を付けて」

ガン太を載せた車は、走り出しました。

【続く】


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小話:吹く風は何処に その16

小話:吹く風は何処に その16

ゴン太が、どぶろくの酒を飲みだしたので、

皆が代わる代わる、注ぎに来たのでした。

「どうだ、うまいだろう・・、オラ達の親父達はよ、こういう風にして、

自分で作って飲んでたんだよな」

「へーーそうなんですか」

「口当たりはいいんだけどな、後でジワリと聞いてくるんだ」
吹く風は何処に 33
「ああ、そうですか、でももういいです」

「まあそう言わず、ほれ」

などと、少し調子を上げながら飲んでいたのですが、

ガン太は、酔いが回ったのか横になって寝てしまいました。
吹く風は何処に 34

「あれ! ガン太が寝ちゃったよ」

「まあな、腹もすかしてたろうし、どぶろくも入ったしな」

「気持ちよさそうに寝てるよ」

「そうか、丁度よかったな・・、それじゃ今後だな・・、このガン太をどうするかを

考えようよ」
吹く風は何処に 35
皆は輪になって、議論を進めるのでした。

「ガン太は、見込み有るのかな」

「うーん、難しいな」

「おふくろさんは、もう帰ってこない方がいいとか言ってようだしな」

「そりゃそうだよな」

「こんな奴がいたら、毎日針のむしろだよ」

「じゃさーー、宮戸君に頼むか」

「宮戸君、それいいね」

「よし、そうしよう・・オレ電話するわ」

遠藤さんが、携帯電話を取り出してかけたのでした。

話は概ね通じたようだけど、直接会った方がいいと、

酒を飲まない田中君と共に出かけていったのでした。


【続く】


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小話:吹く風は何処に その15

昨日は、ブログを休みました。

ある会の新年会で、酒が入ると2次会まで行くのですね。
どうも、断れないタチでして・・・。
2次会はここで
2次会では、町のきのこ組合と合流したりして、さらに盛り上がってしまいました。

で、一寸今日は二日酔いになってましたーー。

さあ、小話に行きましょう。




小話:吹く風は何処に その15

稲田さんが、持ってきたドブロクに皆大喜びです。

「ほ――、いい匂い」

「早速、飲もうよ・・」

「よっしゃ」
吹く風は何処に 31
「あ~・・、こりゃ‥良いや」

「ふーん、この味だな、オラもよ、昔飲んだことあるよ」

「うんだふんだ、それぞれの家で作ってたもんだものな」

「酒飲んじゃったから、今日はもう此処に泊まっていくかーー」

「そうだな・・、それもいいな」

などと、大いに盛り上がるのでした。

「あ! おい、一人忘れているぜ・・ほれ」

大騒ぎをしてる横で、一人いるガン太に気が付きました。

「おおー、ガン太、お前もドブロク飲めや・・」

「・・・・」

「持って行っていやるか・・、ほれ、飲んでみろ」

「・・・・」

「酒は飲めるんだろう」

「ああ・・」

「だったら大丈夫だ、高級品だぜ」
吹く風は何処に 32
ガン太は、器を受け取り、飲むのでした。

「どうだ、うまいだろう」

「これ、酒ですか・・・、ふーんまあ・・へんな味」

「そうかはぁっはぁはーー」

ガン太は、少しづつ器に入った、どぶろくを飲むのでした。


【続く】


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小話:吹く風は何処に その14

小話:吹く風は何処に その14

集まった仲間たちが畑の前で、バーベキューをやり始めたので、

普段は静かな山の中が、賑やかになりました。

まるでお祭り騒ぎです。

稲田さんは、ガン太を呼びに行きました。

そして、ガン太がやってきました。

「へん、行ってやるよ」

「おお、来たか―、こっち来て座れーー」

「いや、此処で良い」

「そこじゃ手が届かないぞー」

「まあ、いいか、ほら・・、うまいぞ」

「いっぱい食べろよな」
吹く風は何処に 29
ガン太も、みんなの笑い声を聞きながら、

焼きあがったり、煮あがったりした野菜を食べるのでした。


稲田さんが、何か抱えて持ってきました。

「おーーい、これさ、オレが作った酒だよ」

「え、何自分で作ったの・・、もしかしてドブロクか」

「大当たりーー」

「えーー、やったーオレ、そのドブロクってやつを飲んでみたかったんだ」
吹く風は何処に 30
遠藤さんは、大喜びで思わず立ち上がってしまいました。

「うちのさ、親父が作ってたのを、思い出しながらだからね、

うまくできてるかどうかは、飲んでみないとね」

「よーし、早速いただこうぜ」

バーベキューの会場は、さらに盛り上がるのでした。


【続く】

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小話:吹く風は何処に その13

小話:吹く風は何処に その13

ガン太に荒らされた畑が、仲間達によって、修復することができました。

「よーー、これぐらいで良いかな」

「そうだね」

「良かった良かった」

「皆・・、ありがとう」

「「いやーーなに、返って楽しかったよ」

「そうだ、バーベキューしない?」

「バーベキュー・・あ! それいいね、久しくやってなかったな」

「材料はほれ、傷ついた野菜でいいじゃん」

「おーー、やろうやろう」
吹く風は何処に 27
早速、準備に取り掛かりました。

「この鉄板使うぞーー」

「石を下にしいてと」

「薪は沢山あるから、火はどんどん燃やしてくれ」

「野菜を切らなくっちゃ」

「どんぶりでも茶碗でもいいから持ってきて」

久しぶりとは言う物の、あっという間にバーベキューの会場が出来上がって、

良い匂いがし始めました。
吹く風は何処に 28
「そろそろいいじゃないかな」

「そうね、うんいただこうと」

「わーはっは・・うまそう」

「こういうとこで食うのが、最高だね」

「ああ、うまい、このピーマン」

皆、わいわい言いながら楽しんでいます。

「そうだ、ガン太も呼ぼうぜ」

「ああ、それがいいな」

「あいつ腹減らしてんじゃないのか」

「ふんだ、やせ我慢してたりして」

「そうだな、呼んでくるか」

稲田さんは、ガン太を呼びに行くのでした。

【続く】


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小話:吹く風は何処に その12

小話:吹く風は何処に その12

トミさんも、やってきました。

「私たちも手伝うよ」

友達を連れてきました。松田さんに、安達さんです。

皆同級生とか同年代の顔見知りです。

「稲ちゃん、大変だね」

「ありゃ~せい子ちゃん久しぶり、相変わらず若いね」

「何言ってんの、この間あったばかりじゃん」

吹く風は何処に 25
畑はずいぶんと賑やかになってきました。


ガン太は部屋にこもっています。

稲田さんは、呼びに行きました。
吹く風は何処に 26
「おい おい、ガン太君よ、大勢集まって、今作業をしてるからさ、

一緒にやらないか」

「へん、そりゃ~良かったな」

「今、直せば、まだ十分収穫できるからさ」

「・・・・・」

「さあ、行こう」

「うるせいな、かまわないでくれよ・・、全く」

ガン太の態度は変わりません。

【続く】



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小話:吹く風は何処に その11

小話:吹く風は何処に その11

ガン太に荒らされた畑をぼう然としてみる稲田さんです。

「ふーん、どうするかな・・・」

そこへ遠藤さんが、やってきました。

「おーい、やってるかーー」

「ありゃぁ~、どうも」

遠藤さんは、畑が荒れてるのに気が付きました。
吹く風は何処に 22
「あれ! これどうしたの、野菜が倒れているじゃない」

「ああ、今朝やられたよ」

「え! 何、クマか・・ひどいな」

「あ! いやクマではないんだ」

「クマじゃない・・・、ウン・・ガン太か」

「うんだ、むしゃくしゃしたんだってよ」

「うーん、こりゃダメだな・・、よし皆を呼ぼう」

遠藤さんは、仲間に連絡をするのでした。
吹く風は何処に 23

連絡を受けた仲間たちが集まってきました。

「やーー、ガン太が畑を荒らしたんだって」

「ありゃ~、こりゃひどいな」

「稲さん・・すまないな、お前さんとこに預かってもらってさ」

「うーん、全くな、どう対処したらいいのか、分からないからな」

「よし、取り合えず、修復だな」

「そうだ、復旧・復旧、できるだけやろうぜ」

集まった仲間は、畑に入って倒れた茎を起こしたり支柱を立て直したりし始めました。
吹く風は何処に 24
「つぶれたトマトに、折れたキューリにナスか・・・、いっぱいあるな」

「ふーん、もったいないなや」

そんな会話をしながら作業をしています。

他の仲間たちも、順次加入をして人数が増えてきました。


【続く】


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小話:吹く風は何処に その10

小話:吹く風は何処に その10

稲田さんは、荒らされた畑の中から、良さそうな物を持ってきました。

「おーい、ガン太君、こっちへ来なさい」

すぐには返事はありませんでしたが、

数回呼んで、ガン太が出てきました。

「何だよ・・、うるせいな」

「畑を荒らしたりしたら、ダメじゃないか、何故そういうことをするんだね」

「むしゃくしゃしたんだから、しょうがねえだろーー、ええーー」

ガン太はいきりたちます。
吹く風は何処に 20
「畑を荒らして、むしゃくしゃは、治ったかね・・、気が済んだかい」

「何言ってんだ、気が済むわけないだろう」

「ほれ、見て見ろ・・、このトマト、こんなに傷だらけになって」

「それがどうしたってんだ」

「これじゃ折角のトマトが可哀そうだろうよ」

「うるさいな・・、朝飯はまだかー、オレは腹が減ってんだ、ええーおい」

「朝飯か・・、そうだこのトマトを食べなさい」

「トマト、それか」

「ああ、まだ傷ついたばっかりだから大丈夫だ・・、ほれ」

「何で、こんな物く食わなきゃならないんだ・・、くそ・・・」
吹く風は何処に 21
ガン太は、キズついたトマトを食べるのでした。

「どうだい・・・味は」

「分からないや・・・、オラは、こんな物食った事ねえから」

「・・・・・」

「でさ、オラはよ、何時まで此処にいなければならないんだ」



【続く】

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小話:吹く風は何処に その9

小話:吹く風は何処に その9

朝から機嫌の悪いガン太なのでした。

稲田さんの耕す畑を散々荒らしてしまったのでした。

「何でぇ・・、あんな畑、オレに手伝えって言うんじゃんねえだろうな」

ガン太は、此処を何とかして抜け出る方法はないか、考えるのでした。
吹く風は何処に 18


朝早くから山に入って作業をしてきた稲田さんは、

家の前の畑を見てびっくり。

「ありゃ~・・、何てひどい事を・・」

荒らされた野菜を手にするのでした。
吹く風は何処に 19
しかしながら、大半はダメになっていました。

「こりゃ~・・元どうりにするのは難しいな・・」

【続く】


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小話:吹く風は何処に その8

小話:吹く風は何処に その8

日が暮れて、稲田さんが帰ってきました。

「さあて、夕飯を作るか、野菜たっぷりの料理を作るからな」

「野菜たっぷり・・、そんなの食えねえや」

「まあ、そういわず此処の畑で取れたものだぜ」
吹く風は何処に 15
「いいよ、そんなの、カップラーメンとかさ、カップヌードルでいいよ」

「ああ、そういうのは無いな」

「ふーんじゃ・・、オラ いらね・・」

「腹減ってんだろ、食べて見な、うまいから」

「いいったら、コーラとかさぁー、ジュースの飲み物はないの」

「ああ、無いな、お茶はあるけど」

「何だよ、どうなってんだよ、オレを殺す気かよ・・」

ガン太は、水を飲むのでした。

「くそ~・・、何でぇこんなトコにいなくちゃならねえんだ、

もういい、部屋へ行く。  テレビとかはないのか」

「テレビ?  ああ無いよ、此処は自家発電だからさぁ、8時半には電気は消すから」

「えーー、どうなってんだよ」

ガン太は、頭をふりふり部屋に行き布団を被るのでした。


そして、翌朝。

「ああ・、まぶしいなーー、何だまだ4時じゃねえかよ」
吹く風は何処に 16
「くそーー、カーテンもないのか」

「ああ、しょうがないな、寝てられねえや」

ガン太は、外へ出たのでした。

家の前に、稲田さんが耕す野菜畑があります。

「くそーー、なんだこんな物、こうしてやる」
吹く風は何処に 17
ガン太は、畑に入り荒らしたのでした。

「えーー、こりゃーー、何だこんなもん」

畑の野菜が次々と倒れてしまいました。


【続く】


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小話:吹く風は何処に その7

小話:吹く風は何処に その7

「それじゃ・・、後は任せたぞーー」

などと、言って、ガン太を置いて皆は去っていきました。

残された、ガン太はふてくされていました。

「何で、こんなことになるんだい」

「あっはっはっは、ガン太君、まあこれからよろしくな」

「け! 冗談じゃないぜ」

「まあ、掘立小屋みたいなところだけどよ、寝泊まりはできるから」

「・・・・・・」

「奥の部屋が空いてるんで、そこを使ってくれ」
吹く風は何処に 13
ガン太は、辺りを見回してシブシブと、家の中に入り部屋に、

腰を下ろしたのでした。

「この爺さん達、いや、まだそんな感じじゃないな、

まあそんな事はどうでもいいか、いったいどんな連中なんだろう」

ガン太は、窓から外を眺めた。
吹く風は何処に 14
預かると云った稲田さんが、畑で作業をしていた。

「畑かー、ふーん何が面白いんだろう」

【続く】


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小話:吹く風は何処に その6

小話:吹く風は何処に その6

山の中の一軒家で畑を耕す、稲田さんとこに、

大勢の仲間が押しかけてきました。

何か頼みごとがあるらしいのです。

車から降りてくると、一人若い人が混じっています。

「何だい・・、頼み事って」

「いやーー、実はね、この若者を君んとこで預かってもらえないかね」

「若い人・・、この人・・ふーん、名前は何て言うの・・、私は稲田といいます」

「君、名前はだって  ほれ!」

「うるせいな・・、全く何するんだよ」

「ガン太と云うんだけどね、本名は大山勝太と云って27歳だ」

「へーー、まあ勝太でガン太か、宜しく・・、で、どういう事で・・・」

集まった、皆はこれまでのいきさつを話すのでした。

「ふーん、そうかトミさん、嫌な思いをしたね」
吹く風は何処に 11
「で、ガン太の事を調べて貰ったんだ」

「へーー、それで」

「ガン太は、お母さんとの二人暮らしでさ、仕事もせずにブラブラしてるんだってさ」

「それだけならいいんだけどな、時折、金を出せって叫んだりな、暴力をふるう事も、

あるらしいんだな」

「お母さんは、一所懸命働いてるんだけど、どうにもならいって泣いてたよ」
吹く風は何処に 12
「それでな、自分の子だけど、いなくなれば、どんなにいいんだろうって、言うんだよ」

「それでさ、此処に連れて来たんだ」

「そうか・・・分かった、引き受けよう」

「よーし、おいガン太や、決まりだ。今日から君はここで暮らすんだ」

「えーー、何言ってんだよ。勝手な事を言うな」

「ガン太君・・、じゃこっちへきなさい」

「いやだよ、何で俺がこんな山の中にいなくちゃならなんだ」

「大丈夫だ、稲田さんがちゃんと面倒見てくれるから」

【続く】


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Appendix

プロフィール

大坊峠のツッチー

Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から地域の情報を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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