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小話:時の雲隠し その24(最終回)
小話:時の雲隠し その24
光男と弘は、土手に座って語り合った。
それぞれの歩んだ人生についてである。
光男は、弘の人生と入れ替わったので、何か後ろめたい気持ちになった。
しかしまあ、幸せと言える時期は、本の数年だったしな、まあいいかと。

「なあ、弘、これからどうする」
「どうするって・・・どうにもこうにもならないよ」
「オレもこの町で暮らそうかな」
「じゃ、オレんとこに来るか」
「え、いいのかい」
「ああ、何にもないから、いいんだよ」
「うん、まあそうだよな」
空を見上げると大きな雲が漂っていた。
光男と弘は立ち上がり、歩き出した。
「オレ達の人生は、これで終わりじゃないよな」
「当たり前だよ、きっとさ、もう一度何か・・、何かやれるさ」
光男と、弘の声が弾んでくるのだった。
終わり
長い間の、御訪問ありがとうございました。
人の人生も、そううらやむほどでもない。幸せは思うようにやってはこない。
などと、思いながらの作品でした。

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光男と弘は、土手に座って語り合った。
それぞれの歩んだ人生についてである。
光男は、弘の人生と入れ替わったので、何か後ろめたい気持ちになった。
しかしまあ、幸せと言える時期は、本の数年だったしな、まあいいかと。

「なあ、弘、これからどうする」
「どうするって・・・どうにもこうにもならないよ」
「オレもこの町で暮らそうかな」
「じゃ、オレんとこに来るか」
「え、いいのかい」
「ああ、何にもないから、いいんだよ」
「うん、まあそうだよな」
空を見上げると大きな雲が漂っていた。
光男と弘は立ち上がり、歩き出した。
「オレ達の人生は、これで終わりじゃないよな」
「当たり前だよ、きっとさ、もう一度何か・・、何かやれるさ」
光男と、弘の声が弾んでくるのだった。
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