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創作小話:宇宙からの訪問者
創作小話:宇宙からの訪問者
2015年、宇宙観測センターから、国連に緊急に連絡が入った。
「月面に異常を確認、大きな物体が移動している」
国連は、引き続き観測をして詳細を明らかにするように
指示をした。

宇宙開発の先進国に月への探査をしていないかを調査を始めた。
各国は、そのような事実は無いと返答をした。
何事であろうか、月から時折光が反射するのが、肉眼でも確認できるようになった。
テレビでは連日、月の異常が伝えられるのだった。

「ふーん、なんだろうな」
宇宙開発を進めている国は、そのような計画や行動はしていないとの
声明を発表した。
アメリカでもロシアでも中国でもないとすると、
宇宙人か。
人々は不安に、なるのだった。
月における動きは巨大になり、かなりの物体が集合し、
基地と呼ばれるようになった。
あらゆる機関が、実態解明に努めるが以前として分からない。
色々な信号を送って見るが反応はない。
宇宙人となると、科学の進んでる星から来たのかもしれない。
月を利用して休んでいるのか。
この地球へ、何らかの影響はあるのか。
例によって評論家が出てきて解説をするのだった。
国連では毎日会議が行われていた。
そうした中、テレビ・パソコンの画面が突然切り替わった。

「何だ、この画面は・・・」
「勝手な操作をするな」
「いえ、全部が同じ映像になってます。
画面には一人の人物が映っていた。
「はーい、地球の皆さんこんにちわ、私はアイノミクスと申します」
突然、話し始めたのであった。
【続く】

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2015年、宇宙観測センターから、国連に緊急に連絡が入った。
「月面に異常を確認、大きな物体が移動している」
国連は、引き続き観測をして詳細を明らかにするように
指示をした。

宇宙開発の先進国に月への探査をしていないかを調査を始めた。
各国は、そのような事実は無いと返答をした。
何事であろうか、月から時折光が反射するのが、肉眼でも確認できるようになった。
テレビでは連日、月の異常が伝えられるのだった。

「ふーん、なんだろうな」
宇宙開発を進めている国は、そのような計画や行動はしていないとの
声明を発表した。
アメリカでもロシアでも中国でもないとすると、
宇宙人か。
人々は不安に、なるのだった。
月における動きは巨大になり、かなりの物体が集合し、
基地と呼ばれるようになった。
あらゆる機関が、実態解明に努めるが以前として分からない。
色々な信号を送って見るが反応はない。
宇宙人となると、科学の進んでる星から来たのかもしれない。
月を利用して休んでいるのか。
この地球へ、何らかの影響はあるのか。
例によって評論家が出てきて解説をするのだった。
国連では毎日会議が行われていた。
そうした中、テレビ・パソコンの画面が突然切り替わった。

「何だ、この画面は・・・」
「勝手な操作をするな」
「いえ、全部が同じ映像になってます。
画面には一人の人物が映っていた。
「はーい、地球の皆さんこんにちわ、私はアイノミクスと申します」
突然、話し始めたのであった。
【続く】

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創作小話:宇宙からの訪問者 その2
創作小話:宇宙からの訪問者 その2
国連の会議のパソコンやテレビ画面はジャックされたのだった。
アイノミクスと名乗る人物は、話しかけるた。
「地球の諸君、我々は無益な行動は好まない、君達の生命を
保障する。その代わりに食料を提供して貰いたい」
一方的な通知である。
この旨を各国に流し伝達した。
各国の反応は、理解不能で事態の整理が出来ないのである。
「命と引き換えに食料を差し出せだと、馬鹿な事を云うな」
次々と怒りが報じられた。
国連として、各国からの返答をまとめて、
回答の声明を出した。
「我々は、あなた方を知らない、このような無謀なる通知を受け入れる
訳にはいかない」
アイノミクスは、再び画面に表れた。
「地球の人々よ、無理もないことだと思うが、力の関係は歴然としている。
要求に応じなければ、犠牲を伴う事を覚悟して貰おう。
重ねて云うが我々は無益な行動は好まない」
力の差は歴然としてるとはどういう事を示しているのであろうか。
各国はとまどうのだった。
それぞれの議会は、この問題を整理できなかった。
すると、電気が止まった。
あらゆる電動のシステム機能が停止したのだった。
電波の発信もできなくなった。
家庭においては、テレビは映らないパソコンは機能しない。
スマホも携帯も機能しない。
電気が流れないので、料理も思うようにできない。
お腹をすかした子供が、暗くなった部屋でグチるのだった。

生活は一変し不自由になった。
都会の灯りは消えた。
勿論電車は動かない。飛行機も飛ばない。
すべての機能が停止したのだ。
通信が遮断されているので、何の情報も流れないのである。

暗い夜空に光る満月。
人々は不安に陥るのであった。
これはもしかして、大変な事態になるのではと。

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国連の会議のパソコンやテレビ画面はジャックされたのだった。
アイノミクスと名乗る人物は、話しかけるた。
「地球の諸君、我々は無益な行動は好まない、君達の生命を
保障する。その代わりに食料を提供して貰いたい」
一方的な通知である。
この旨を各国に流し伝達した。
各国の反応は、理解不能で事態の整理が出来ないのである。
「命と引き換えに食料を差し出せだと、馬鹿な事を云うな」
次々と怒りが報じられた。
国連として、各国からの返答をまとめて、
回答の声明を出した。
「我々は、あなた方を知らない、このような無謀なる通知を受け入れる
訳にはいかない」
アイノミクスは、再び画面に表れた。
「地球の人々よ、無理もないことだと思うが、力の関係は歴然としている。
要求に応じなければ、犠牲を伴う事を覚悟して貰おう。
重ねて云うが我々は無益な行動は好まない」
力の差は歴然としてるとはどういう事を示しているのであろうか。
各国はとまどうのだった。
それぞれの議会は、この問題を整理できなかった。
すると、電気が止まった。
あらゆる電動のシステム機能が停止したのだった。
電波の発信もできなくなった。
家庭においては、テレビは映らないパソコンは機能しない。
スマホも携帯も機能しない。
電気が流れないので、料理も思うようにできない。
お腹をすかした子供が、暗くなった部屋でグチるのだった。

生活は一変し不自由になった。
都会の灯りは消えた。
勿論電車は動かない。飛行機も飛ばない。
すべての機能が停止したのだ。
通信が遮断されているので、何の情報も流れないのである。

暗い夜空に光る満月。
人々は不安に陥るのであった。
これはもしかして、大変な事態になるのではと。

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小話:宇宙からの訪問者 その3
小話:宇宙からの訪問者 その3
月に基地を作り、地球に通知を送った宇宙人。
地球上で使用する電気・電磁の機能を停止させたのだった。
通信が止まり、全ての情報が入らなくなった。
交通も全て止まった。人々は目的地に歩かなければならかった。
会社や工場も操業はできない。
なすすべは無く、途方に暮れるのだった。
家庭内でも保存している食料が無くなりだした。
「ねぇ、食べる物がなくなったよ。どうにかして」
女房にに言われた亭主の浩介は、食料の買い出しに外へでた。
そこで見た光景は、店を荒らす集団だった。

そこいら中の店に侵入し、食料をあさっているのだ。
警察なども、パトカーは動かないから無法地帯となりつつあった。
これは大変だ。
浩介も、家族の為に何か食べ物をと店に入るが、棚には何も残っていなかった。
奥の倉庫へ行って、缶詰を数個手にする事ができた。
もう人間の理性などと言ってはいられない。
違う店も回ろうとしたら、銃撃音がした。
驚いて見ると、収奪する者に向かって銃を向けている。
店の主人か。刀を持っているのもいる。
これは、いったいどうなるんだろう。
車が燃えている。動かないから誰か火をつけたのか。
しかし、連絡手段がないから、サイレンもならないし、消防車も救急車もこない。
都会ほど、混乱は大きくなるのだが、その実態は情報として
伝わる事がないから、不安は高まるばかりだった。
【続く】

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月に基地を作り、地球に通知を送った宇宙人。
地球上で使用する電気・電磁の機能を停止させたのだった。
通信が止まり、全ての情報が入らなくなった。
交通も全て止まった。人々は目的地に歩かなければならかった。
会社や工場も操業はできない。
なすすべは無く、途方に暮れるのだった。
家庭内でも保存している食料が無くなりだした。
「ねぇ、食べる物がなくなったよ。どうにかして」
女房にに言われた亭主の浩介は、食料の買い出しに外へでた。
そこで見た光景は、店を荒らす集団だった。

そこいら中の店に侵入し、食料をあさっているのだ。
警察なども、パトカーは動かないから無法地帯となりつつあった。
これは大変だ。
浩介も、家族の為に何か食べ物をと店に入るが、棚には何も残っていなかった。
奥の倉庫へ行って、缶詰を数個手にする事ができた。
もう人間の理性などと言ってはいられない。
違う店も回ろうとしたら、銃撃音がした。
驚いて見ると、収奪する者に向かって銃を向けている。
店の主人か。刀を持っているのもいる。
これは、いったいどうなるんだろう。
車が燃えている。動かないから誰か火をつけたのか。
しかし、連絡手段がないから、サイレンもならないし、消防車も救急車もこない。
都会ほど、混乱は大きくなるのだが、その実態は情報として
伝わる事がないから、不安は高まるばかりだった。
【続く】

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小話:宇宙からの訪問者 その4
小話:宇宙からの訪問者 その4
電気・電子・通信の機能が停止されて一週間が経過した。
人々の混乱は高まり、各地で食料の略奪が闘争へとなって行った。
外を歩くのは危険な状態になった。
突然、電気が点いた。
通信機能が回復した。
テレビ画面に、宇宙人なるアイノミクスが現れた。
「はい、皆さんこんにちは」
「あれ! 何だこいつは・・・」
宇宙人が一般庶民の前に姿を現したのだ。
「アイシティー星から来ましたアイノミクスと申します」
宇宙人アイノミクスは、地球人に食料の提供を求めた。
求めると云うより、指示であった。
野菜・穀類・肉類の三種類で、一人分の年間消費量を、
一人が提供するものだと云う。
「何か凄い事言ってるな・・・」

各国の庶民までが、この事態を承知したのである。
各国の首脳は、電話会談で事態を話し合うのだった。
再び、電気等の機能を止められたら生活が成り立たない、
要求を受け入れるべきだ。
何者かも分からない奴に屈する訳にはいかない、戦って追い出すべきだ。
戦うにしても、現状の武器は機能しないではないか。
相手は少人数だ、武器は無くても対人で勝負できる。

今、我々は人口増で食料不足になろうとしているのに、
同じ量を負担など無謀である。
我が国では、食料を生産していない。
なかなか、意見はまとまらない。
返答の時期が迫るのだった。
【続く】

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電気・電子・通信の機能が停止されて一週間が経過した。
人々の混乱は高まり、各地で食料の略奪が闘争へとなって行った。
外を歩くのは危険な状態になった。
突然、電気が点いた。
通信機能が回復した。
テレビ画面に、宇宙人なるアイノミクスが現れた。
「はい、皆さんこんにちは」
「あれ! 何だこいつは・・・」
宇宙人が一般庶民の前に姿を現したのだ。
「アイシティー星から来ましたアイノミクスと申します」
宇宙人アイノミクスは、地球人に食料の提供を求めた。
求めると云うより、指示であった。
野菜・穀類・肉類の三種類で、一人分の年間消費量を、
一人が提供するものだと云う。
「何か凄い事言ってるな・・・」

各国の庶民までが、この事態を承知したのである。
各国の首脳は、電話会談で事態を話し合うのだった。
再び、電気等の機能を止められたら生活が成り立たない、
要求を受け入れるべきだ。
何者かも分からない奴に屈する訳にはいかない、戦って追い出すべきだ。
戦うにしても、現状の武器は機能しないではないか。
相手は少人数だ、武器は無くても対人で勝負できる。

今、我々は人口増で食料不足になろうとしているのに、
同じ量を負担など無謀である。
我が国では、食料を生産していない。
なかなか、意見はまとまらない。
返答の時期が迫るのだった。
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小話:宇宙からの訪問者 その5
小話:宇宙からの訪問者 その5
宇宙からの訪問者は、アイシテー星人で、高度な文明と
科学を持って、地球に対し要求を突き付けたのだった。
食料の提供である。
その量は膨大で、地球の人口分であった。
各国の意見は、要求を飲むのもやむを得ないというのと、
あくまでも阻止抵抗するの二分であった。
要求を飲まない国の分までの負担はできないので、
明確な返答はできないのだった。
再びアイノミクスが画面に現れた。
「地球の諸君、私達は君たちをリセットできる。
私達は、優秀な君たちを失いたくないのです。
よ~く考えてください」
天空が暗くなりだした。
宇宙人は、地球の大気圏に幕を張ったのであった。

地球は、どんどん暗くなっていった。
分厚い雲に覆われたような感じである。
昼なのに、薄い明かりしかない。
視界は悪く、夜は全くの闇となった。

作物がしおれてきた。
「駄目じゃ、これでは全滅だ」
「どうしよう・・・」
都会も地方の田舎も、暗闇に包まれて途方に暮れるのだった。
アイノミクスは云う。
凡そ7千年前に絶滅した恐竜の事を。
「我々が前に地球に来た時は、恐竜の全盛期だった。彼らは話し合いにならなかった。
そこで、我々は独自に食料を得る為に、土地を確保して耕そうとしたが、
邪魔ばっかりした。それで、リセットして我々は去ったのだ」
人々は、恐怖におののいたのだった。
リセットされるのかと。
【続く】

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宇宙からの訪問者は、アイシテー星人で、高度な文明と
科学を持って、地球に対し要求を突き付けたのだった。
食料の提供である。
その量は膨大で、地球の人口分であった。
各国の意見は、要求を飲むのもやむを得ないというのと、
あくまでも阻止抵抗するの二分であった。
要求を飲まない国の分までの負担はできないので、
明確な返答はできないのだった。
再びアイノミクスが画面に現れた。
「地球の諸君、私達は君たちをリセットできる。
私達は、優秀な君たちを失いたくないのです。
よ~く考えてください」
天空が暗くなりだした。
宇宙人は、地球の大気圏に幕を張ったのであった。

地球は、どんどん暗くなっていった。
分厚い雲に覆われたような感じである。
昼なのに、薄い明かりしかない。
視界は悪く、夜は全くの闇となった。

作物がしおれてきた。
「駄目じゃ、これでは全滅だ」
「どうしよう・・・」
都会も地方の田舎も、暗闇に包まれて途方に暮れるのだった。
アイノミクスは云う。
凡そ7千年前に絶滅した恐竜の事を。
「我々が前に地球に来た時は、恐竜の全盛期だった。彼らは話し合いにならなかった。
そこで、我々は独自に食料を得る為に、土地を確保して耕そうとしたが、
邪魔ばっかりした。それで、リセットして我々は去ったのだ」
人々は、恐怖におののいたのだった。
リセットされるのかと。
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