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創作小話:プラス⑩点の試験

プラス⑩点の試験
プラス⑩点の試験

高校さ入った、オラは、クラブ活動に熱中して勉強は
さっぱりしなかった。

試験があると、赤点を取っては、職員室に呼ばれた。
「こったな、点数だば、落第するぞ」
って、オドかされた。

まあ、何とかなるべと相変わらず、気にせず勉強しなかった。
一年の期末試験が終わると、3科目も赤点があった。
このままだと落第だと宣告され、補習を受けて追試験を受ける事になった。

落第だと、流石にカッコ悪いし、親にこっぴどく怒られて、
学校を止め去られるな、それもまずいと、真面目に補習を受けて追試験を受けた。

しかし、普段勉強してなかったので、分かるわけがない。
化学なんかは、さっぱりだ。
答えが、浮かばない。時間だけが過ぎて行く。

手も足も出ないとは、この事か。
化学の先生がジッと見ている。

困ったな。
用紙の上に、先生の似顔絵を何気なく描いた。
時間が迫って来た。
似顔絵の方は、輪郭がそれらしくなっていた。

オラは、
「よし!」
と、意を決し、男前に修正をし提出した。

次の日職員室に呼ばれた。
「何だ、お前これは、全く・・・」
と、言われ答案用紙を返された。
教室に帰って見たら、35点が赤線で消され45点になっていた。

似顔絵に、小さくマルがしてあった。
おかげで、オラは赤点無しで進級する事が出来たのだった。

答えは、一つだけではないのです。
だから、人生を楽しく生きていけるのです。

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プロフィール

大坊峠のツッチー

Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から地域の情報を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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